東アジア周遊記17:2013年08月19日 旅21日目 トラブル

昨夜ホステルに戻ってからは徹夜で作業。写真整理したり日記をつけたりブログを更新したりお金の記録をつけたりモンゴル・ウランバートルの情報を調べたり。5:12発ウランバートル行きの鉄道に乗るには起きて作業して列車の中で寝るのがちょうどいいのだ。

夜を明かして4:30にホステル出て4:50に駅に到着。異国の地の真っ暗闇の中を歩くのは避けたいものだ。でも今回の旅はいろんなハプニングが起きたとはいえ外国人狙いの悪い人間に絡まれたりがあまりない。初の海外旅行でノーガードでタイに飛び込んで悪い人に何度もひどい目に遭わされた自分の先入観かもなあ、海外=危ない人たくさんというのは。

そんなふうに考えながら駅で列車を探す。ディスプレイにУлан-Батор、4:47、5:12と書いてあるのが読み取れた。Arrival4:47-Departure5:12という意味だろう。眠いし早く列車に乗って寝ようと思いホームへの出口を探した。すると私服の男が何やら言ってくる。わざわざ外国人に話しかけてくる人間はロクなやつじゃない。無視していたけどチケットを指さして何やら必死に訴えてくる。「すみませんがロシア語はわかりません。」とロシア語で伝えると警備員のような制服を着た男を連れてきた。駅で働く人間なら英語が多少しゃべれるだろうと思うとtrainと連呼するばかりで何言っているのかさっぱり分からない。どうしようもなくなって今度は私服の男が必死に自分を引っ張る。駅の外に出ると男が車からタブレット端末を持ってきて翻訳アプリにロシア語を打ち込んでいる。正直早くしてほしい。打つの遅いなと思っていたら画面を見せてきた。『あなたの電車は4:47にもう行ってしまいました。』あのディスプレイに書かれていた4:47ってArrivalじゃなくて時間の変更だったのか。出発が遅れるならまだしも時間が早まるなんてことがあるはずがない。でもそんな非常識なことが起こり得るのが海外。『次の駅までタクシーで先回りすれば今ならまだ間に合います。』彼の言葉はあまり耳に入っていなかった。「まじかー、週に何本も出ないこの列車に乗れなかったら後ろのチケット全部キャンセルだわ。」って思ってふと彼の車を見やるとTAXIと書いてある。その瞬間すべてのつじつまが合った。「列車はまだ発車していない。こいつおれを騙して自分のタクシーに乗せようとしている!」気づいた瞬間すぐ走った。走る前に一発殴ってやりたかった。違和感のある制服を着た男は警備員じゃなくてグル、翻訳アプリは列車が出発したことを事実にするための時間稼ぎ、ロシア語が読めない外国人をターゲットにした巧妙な手口。引っ掛かりかけたのが悔しい。

発車6分前、結局ホームへの出口がわかっていないままなので窓口の駅員に聞く。窓口の人間なら信用できる。そう思ったけど英語が通じない。駅をいったん出て北口から入る。ガードマンに怒られる。中央口に戻る。さっきの駅員が階段を指さしている。1分前だ。乗車券に数字がいくつも書いてあったが駅のホームという意味のロシア語だけは知っていたので3番ホームへの階段をダッシュで駆け上がる。列車がまだある。ドアが開いているけど入り口に車掌がいない。やばい扉が閉まる。どこの車両でもいいから乗り込め。扉を閉めようとしている車掌と目があった。とりあえず中に入ろう。車掌を強引に押しのけて車両に乗り込んだ。外国人が国際列車に駆け込んでくるなんて危ないやつと思われたに違いないが乗車券を見せてなんとか中に入れてもらった。自分の車両は2つ隣だと言われて安心した。

それから自分のベッドにたどり着いて暗闇のなかシーツを広げて横になった。「悪い人間に出くわしたことはどうでもいいけど、列車が発車寸前でひやひやした。よく頭真っ白にならず判断できたな。あの真っ暗な時間にタクシー乗せられていたらボッタクリどころかどこに連れて行かれるかわからない。危なかった。」と思っていたら空が明るくなってきた。徹夜してたからもう寝よう、起きれば気分も変わる。

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