2018年のふりかえり

更新が一年以上空いた。
2018年は結局一度もブログを書かなかった。
それだけ余裕のない一年だったような気がする。

日記や週次・月次ふりかえりを読み返すとまあ色々あったんだなあと思う。
改めて公にするような出来事・動機は特にないけど、まあブログとはそういうものなので一年に一回くらい書く。

1月

[研究]
前年末に書いたジャーナルと修論を仕上げる。年次大会の原稿を書く。実習の単位をズルズルと残していたので片付ける。
[仕事]
案件。源泉徴収義務者(会社)として給与所得者(自分)の年末調整の手続きをする。
[他]
primitivのC APIの開発を進める。macOSが嫌になってLinuxを使い始める。初めてデスクトップ用に選んだディストリビューションがArch Linuxで、忙しい時期なのに環境構築に四苦八苦して死にかける。

2月

[研究]
あるタスク・あるデータセットで思いつきのアイデアを実装したら数字が出たので、急ピッチで論文を書く。複数のデータセットで実験したら半分は結果が微妙だったのでお蔵入りになる。修論発表をする。自分の研究用にライブラリを書く。
[仕事]
案件。2月決算なので帳簿を整理する。
[他]
奨学金免除等の申請書類作成に時間を取られる。primitivのC APIが本体にマージされたので合わせてRust bindingを修正する。空いた時間にベランダでDIYする。

3月

[研究]
ライブラリ開発ばかりしてた。修論の最終稿を提出する。研究テーマの手法についてアイデアを練り直す。年次大会(岡山)に参加する。ジャーナルの査読が返ってきたので回答書を書く。
[仕事]
問い合わせの営業対応や案件等に追われる。
[他]
primitivの開発。Rust bindingを一応リリースする(crates.io)。確定申告をする。帰省する。博士前期課程を修了する。

4月

[研究]
月初にジャーナルの回答書を送る。研究用のライブラリとフレームワークがようやく揃ったので自分の研究テーマの研究を本格的に再開する。parserを書いた(細かい部分は永遠の未完)。
[仕事]
税理士探しに奔走する。初年度の決算・申告・納税を無事に終える。計画を立てる。細々と案件をこなした。
[他]
博士後期課程に進学する。1-3月に生活習慣が崩れて昼夜逆転・運動不足になったことが祟って、しばらく体調を崩す。

5月

[研究]
連休明けに気が変わって学振を申請する。進めていた研究テーマの実験結果が芳しくなく、今シーズンの論文投稿の機会を逃す。研究テーマの方向性を少し変えることにしてサーベイする。ジャーナルが採択される。
[仕事]
案件。3つくらい並行して進める。
[他]
体調不良が尾を引いてゴールデンウィークに寝込む。マシンが壊れる。購入機にはおとなしくUbuntuを入れた。家族のお見舞いに行く。

6月

[研究]
サーベイと実装の日々。若干憂鬱な気分になる。MSRAのインターンシップに落ちる。古典的な構文解析器を書いたりした。
[仕事]
案件。自然言語処理関連でGANや強化学習の実装をした。
[他]
優秀学生として表彰されて授業料免除になる。大阪で地震があって自宅(7階)がかなり揺れた。修士のときの奨学金が全額返還免除になる。ワールドカップの観戦をした。

7月

[研究]
6月から進めていた手法で学習がうまくいかず、辛酸を嘗める。最終的に謎の提案手法によって研究が少し形になる。
[仕事]
営業対応や複数案件の納期に追われる。自然言語処理関連でVAE等のサーベイをする。
[他]
(営業時間等の兼ね合いで)月数回しか通えなかったボクシングジムを退会する。生活習慣を見直す。

8月

[研究]
研究室で集中勉強会があったので強化学習の勉強をする。締切駆動で研究しようと思って(半ば見切り発車で)NL研に申し込む。謎の提案手法がブラッシュアップされ、締切2日前の実験で何とか結果が捻り出された(なお、原稿は目も当てられないクオリティとなった)。
[仕事]
打ち合わせがほとんどだった。研究優先のため、開発は9月にスケジュールした。
[他]
リフレッシュのため旅行に行く。視力矯正手術を受ける。隙間時間でDyNet C APIの開発に着手する(開発できたのはprimitiv C API開発で得た知見によるものが大きい、primitiv C API開発時にご助言をくださった方々にはこの場を借りてお礼申し上げます)。

9月

[研究]
手法の改善に取り組む。研究室の合宿前に風邪を引いてしまったが(発表担当だったため、休むと仮病と思われると思い)無理を押して参加する。合宿直後のNL研出張日まで体調不良が続く。空港に着いていたのに搭乗時間を勘違いして飛行機に乗り遅れる。NL研(北見)のイベントでカーリングをする。
[仕事]
4つぐらい並行して案件を進める。北見出張中に緊急対応のため夜通し作業する。
[他]
運動のために(24時間営業の)フィットネスジムに入会する。8月に研究に集中した反動で体づくりに勤しむ。魚の三枚おろしにあこがれて鰹を1尾買っては練習する。

10月

[研究]
手法の改善に取り組む。ひたすらサーベイしてひたすらアイデアを練る。学振は不採用だった。計算機の不調が続き、監視・メンテナンスに時間を取られた。
[仕事]
4つぐらい並行して案件を進める。
[他]
DyNetのC APIが本体にマージされる。体づくりに勤しんで毎朝ゆで卵を5,6個食べ続け、8月末から10kg増量する。空いた時間にDyNetのRust bindingを作り直す(WIP)。

11月

[研究]
ひたすら実装して実験する。前年から数えるとかなりの数のアイデアがボツになっていたが、筋トレのおかげで粘り強く続けられる。月末にポンと数字が出たので論文を書くことにする。
[仕事]
3つぐらい並行して案件を進める。月末の検収前に取引先とトラブルになる。
[他]
家賃が同額で部屋が増えるという理由で(更新月も近いこともあり)月末に引っ越す。月末に論文投稿、納期、引越しが重なって死にかける。

12月

[研究]
中旬まで実験を回して論文を書いて机の下で寝る生活をする。投稿後は次のテーマのサーベイと予備実験をする。
[仕事]
年内対応予定の案件を全部片付ける。法人・代表取締役の住所変更で書類仕事をする。
[他]
論文投稿をしてようやく身の回りのこと(引越し関連)を片付ける。体調不良で倒れる。燃え尽きて年末は無気力になる(帰省する気力すらなくなった)。

1年を終えて(雑感)

研究

  • 修士のときの反省点として、指導教員との週次ミーティングの機会を十分に活かせなかったことが挙げられる。ミーティングの準備自体は行っていたものの、資料が実験ログやテキストファイルやノートに散乱していたため、毎回あれこれ資料を見せて議論したままになっていた。議論した内容を書き込んだりしていたが詳細を思い出すのが難しい状態だった。博士課程からはGoogleドキュメントに「前回のミーティングのサマリー」「作業内容・進捗」「その他連絡事項」「次週に向けてのToDo」で雛形を作った。実験結果やアイデアやサーベイした内容は「作業内容・進捗」のセクションに一元的に整理し、ミーティングではドキュメントにディスカッションした内容を書き込み、宿題事項は「次週に向けてのToDo」に残すようにした。今のスタイルに変えてからは過去のミーティングの内容も思い出せるようになった。ふりかえると当たり前のことをやっているだけだが、仕事と同じできちんと議事録を残すことが大事だと痛感した。ミーティング前日に指導教員にドキュメントを送るというフローで取り組むつもりだったが、当日になってから慌てて作業内容を整理したりして事前に共有できなかったことが多々あったのは反省。
  • 2018年シーズンの国際会議に一本も投稿できなかった。前回論文を投稿したのが2017年7月ということもあり、その後ジャーナルや修論を書いていて研究が十分に進まなかった。ジャーナルと修論を二毛作で書いたのは良かったが、今思えばジャーナルの投稿だけは遅らせてでも短期間で進められそうな小ネタに集中しても良かった気がする。自分のメインの研究テーマに関わりが薄いものばかり注力するのは良くないが、(通るかどうかはともかく)毎シーズン一本ぐらいは投稿しないと論文を書くプロセスの経験が蓄積されていかないとも感じる。打率はともかく打席に立つという意味で、論文を書くことを増やしたい。あとはNL研は発表できる内容ありきで申し込んだが、最後まで実験していて論文のクオリティーがひどかったので、査読なしとはいえ論文の質を高めることも抜かりなくやっていきたい。
  • インターンに行かなかった。国際会議への投稿ができなかったという理由で、自分の研究テーマ以外のことをやる余裕があまりないと考えたため真剣に検討しなかった。MSRAは行ければラッキーぐらいに思って出したが、当然のように落ちた。自分の研究テーマが少し進んだので2019年は研究機関でのインターンを真面目に探したい。
  • 開発に時間を割き過ぎた。構文解析のタスクでアルゴリズムをゴリゴリに書く必要があったのでPythonで書くのは現実的ではなく、Rustで書いた。ディープラーニングの部分もRustで書けるように開発したことは自分の糧になったが、DyNet・C++など、当時すでにあった選択肢で進める方向でも良かった気もする。後悔はしていないが2019年は自分の開発リソースを使わずに使えるものを使っていくようにしたい(研究のためではなく趣味としてOSS開発は続けたい)。

仕事

  • 仕事に関しては目立つような悪いことはなかった。2017年と比較して、業務の時間を減らしつつ売上を増やせた。営業を全くしてなく、問い合わせが来たものを片っ端からやっていったので、忙しさをコントロールしづらいのと売上的な面で計画が立てられないのは問題があった。あとは小さい積み重ねで顧客と認識がズレることがあったので、窓口の担当者への報連相だけをやるのではなく、先方の現場レベルでの認識に齟齬がないか吸い上げられるよう働きかけたい。レスが遅いのを直す。

  • 計画を立てられなかった。仕事と研究に追われて、計画を立てるための過去の反省ができなかった。ガーッと仕事して落ち着いたらふりかえりをしていたが、反省点を考えて今後に取り入れていく精神的・時間的な余裕がないまま次に進むばかりだった。計画作成に比べてふりかえりに時間がかかり過ぎているようにも思う。作業ログ・日記を書くときに空白の時間ができないよう過去の行動履歴(ブラウザ履歴、Gitコミットログ、etc)を見直すことにこだわり過ぎている。完璧主義を捨ててざっくりと何をやっていたか分かるレベルでふりかえって、詳細は気にしないぐらいのさじ加減で次の計画を考えるようにしたい。
  • 生活習慣が悪かった。昼夜逆転したり机の下で寝たりして、明らかにそれが原因で体調を崩した。運動しなくなったのも大きい。夏以降は定期的に運動することが定着してきたので継続したい。2019年はBIG3で400kg挙げるという目標を掲げて頑張りたい。
  • キャリアについては2019年の終わりごろには真面目に考えたい。博士後期課程に入るにあたって将来やりたい仕事から逆算して進学したわけではないので、研究職に就くのか企業でエンジニアとして働くのか自分で事業を興して取り組むのか、将来については全く計画がない。業績的に早期修了も一応できるのはできるらしいが、いまの研究を継続したいのでなしかなあ(早期修了にあまりメリットを感じない、自然言語処理の専門家としてやっていくなら業績を積み増すほうがベターな気がする、NAISTの修了要件だと他大学院は修了できない、直近修了した先輩らと比べて自分の業績が優れているわけではない、etc)。とりあえず現時点では、「やりたい仕事(研究and/or開発)ができる」「優秀な人がいる」「年収がXXX万円以下でない」「関西圏で働ける」ぐらいの希望が叶えばわりと何でもいい(と言うと方方から怒られそうだけど)。
  • 2018年の研究・仕事の総稼働時間は3,373時間だった(2017年は2,968時間)。2019年は同程度の労力でパフォーマンスを上げたい。
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